交通事故から住民の命を守る救命救急活動支援プロジェクト(Project for Stopping the Accident Fatality rise by EMS development and Road safety: SAFER)は、JICA草の根技術協力事業(2019年度第1回)に採択され、2021年6月24日にスタートしたODA活用型の技術協力プロジェクトです。SAFERプロジェクトは、国際協力機構(JICA)と協力しながら、救命救急医であるプロジェクト代表を筆頭に、情報システム開発の技術者、交通工学の専門家など、国内の数多くの大学や専門家達と共に、ラオス首都ビエンチャンにおける交通事故死の増加を食い止める(Stop Accident Fatality rise)といった大きな挑戦、課題解決へと立ち向かっていく学際的な取り組みです。

(ラオスの救急車:中古車や改造車が多く、故障・修理もよく起きています)

ラオスでは、事故現場から病院への救急搬送、病院前救護を担う公的な病院前救急サービスが存在しません。現在、病院前救急サービスを担っている団体の多くが民間ボランティアです。

また複数のボランティア団体が活動しており、さらに団体毎に救急通報番号は異なります。一つの事案に対して複数の救急車が同一の場所に駆け付けたり、現場から遠く離れた救急車が選定され救急車が現場に到着するまでの時間が遅延したりする事態が発生しています。そこでSAFERでは、住民からの救急通報を一箇所ですべて受電し、トレーニングされた指令員が救急車への出動指令を下していく指令管制センター(Commander & Control Centre)をラオスで初めて設置し、状況の改善に取り組みます。

ブースにて、活動紹介・パネル展示などを行います。今年の夏・秋に渡航した際の活動写真などもたくさん展示予定ですので、ぜひお立ち寄りください! プロジェクトウェブサイトでは随時ニュースを発信しています。

https://www.hosp.tsukuba.ac.jp/saferlao/

ブースにて、活動紹介・パネル展示などを行います。

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